なんとかしたいやり直しの英語学習

嫌いな英語を克服しよう〜初心者向け〜

前置詞の働きについて考える

前置詞の説明

前置詞はあまり重要ではなく、ただの飾りだと思っている人は多いと思います。

また、前置詞は意味がいろいろありすぎて、よくわからないと思っている人も多いと思います。

英語の勉強には「前置詞3年」という格言がありますが勉強を進めていくと3年間では到底理解できるものではないことがわかります。

例えば、次の英語は日本語へ訳すときは学校ではこう教えられました。

テーブルの上
on the table

壁にかかっている
on the wall

私はダイエット中です。
I'm on a diet.

これらの意味
「上」、「かかっている」、「〜中」とか
その他のたくさんの意味を全て覚えようとしたら大変です。

そこで基本となる意味を覚えてからその意味を派生できればだいぶ楽になると思いませんか。

では、上で使ったonの基本的な意味は何だと思いますか?
答えは「接触、くっついている」です。

3つの文を見てみましょう。
テーブルにくっついている
その結果「テーブルの上」

壁にくっついている
その結果「壁にかかっている」

ダイエットにくっついている
その結果「ダイエットをしている」

と言う、くっついているから意味を導けばいいです。

では、基本となる意味を覚えていきましょう。

前置詞の表
前置詞の基本的な意味
at狭い場所の一点
on接触
in空間の内側
out空間の外側
off分離
from起点
to向き合って到達
for意識を持って対象を指し示す
of所有・所属
with何かとともに
by接近
about漠然として周辺
around円周を描くように周囲
over弧を描くように越える
under何かに覆われるように下に
near離れていなく近いところ
beside何かの横
away離れて隔たりがある
against2つの力が対抗する
up物理的に上へ
above基準から離れた上方に
down物理的に下へ
below基準から離れた下方に
beyond何かを越えてかなたへ
along経路、道筋に沿って
across経路、道筋を横切って
through経路、道筋を通り抜けて

前置詞の使い方の基本

前置詞の使い方の基本は、次の例文のように名詞(代名詞、動名詞、名詞節を含む)の前に前置詞を置いて「前置詞+名詞」という語順となるようにして使います。

そして、前置詞の後ろの名詞のことを前置詞の目的語といい、前置詞+名詞の形を前置詞句といいます。

それでは、例文1と例文2から、前置詞、前置詞の目的語、前置詞句を書きだしてみましょう。

例文1.
I live in Japan.
私は日本に住んでいます。

前置詞:in
前置詞の目的語:Japan
前置詞句:in Japan

例文2.
There is a book on the desk.
机の上に1冊本があります。

前置詞:on
前置詞の目的語:the besk
前置詞句:on the desk

また、前置詞句は名詞を修飾する形容詞の働きと動詞を修飾する副詞の働きをします。

例文3と例文4を見てください。

例文3.
Two bags in the room are mine.
部屋の中の2つのカバンは私のものです。

例文3の前置詞句はin the roomですよね。

この場合の前置詞句(in the room)は名詞(Two bags)を修飾するので形容詞としての働きを持っています。
※名詞を修飾する前置詞句のことを形容詞句といいます。

例文4.
I brought two bags in the room.
私は部屋の中に2つのカバンを持ってきた。

例文4の前置詞句は例文3と同じin the roomですよね。

この場合の前置詞句(in the room)は動詞(brought)を修飾するので副詞としての働きを持っています。
※動詞を修飾する前置詞句のことを副詞句といいます。

このように、前置詞句は、名詞を修飾する形容詞句としての意味と動詞を修飾する副詞句としての意味を持っているので、両者の違いが理解できると英語力がぐんぐん向上します。

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