現在についての完了形を使いこなしたい方は、現在完了形と現在完了進行形をマスターしましょう。
まずは、現在完了形の説明からします。
現在完了形は、過去はどのような状態・状況で今はどのような状態・状況であるかということを伝える時に、過去から現在までの状態・状況が過去の状態・状況のままつながっていることを表す時に使います。
現在完了形は、その名の通り過去の物事の動作が今現在も完了していることを表す時に使う表現方法です。
※過去起きた物事と現在はつながっている描写をイメージするとわかりやすいと思います。
現在完了形が担当する時間的なイメージは次のようになります。
現在完了形には、主に次に示す経験・結果・完了・継続の4つの意味があります。
継続:過去から現在までずっと続いている状態・状況を表す時に使う表現で、「〜し続けています。」という意味を持っています。
結果:過去に起こった物事が今はどういう状態・状況になっているのかを表す時に使う表現で、「〜したままです。」という意味を持っています。
完了:過去に始めた物事が今はどういう状態・状況になっているのかを表す時に使う表現で、「〜し終わったところです。」という意味を持っています。
経験:今までに何をしたのかという経験を表す時に使う表現で、「〜したことがあります。」という意味を持っています。
継続・結果・完了・経験のどれにしても過去から現在までの物事に状態・状況がつながっていますよね。
例えば、昔も今も英語の勉強をしていることを誰かに伝えたい場合を考えてみましょう。
過去形と現在形で表現すると、次の2つの文が思い浮かびますよね。
私は英語の勉強をしました。
I studied English.
私は英語の勉強をします。
I study English.
しかし、現在完了形を使えば、
私はずっと英語を勉強し続けています。
I have studied English.
として、継続の意味を表せば1文で伝えることができます。
もう1つ例えとして、昔に腕時計を失くて今もその状況が続いている場合を考えてみましょう。
過去形と現在形で表現すると、次の2つの文が思い浮かびますよね。
私は腕時計を失くしました。
I lost my watch.
私は腕時計を見つけていません。
I do not find my watch.
しかし、現在完了形を使えば、
私は今も腕時計を失くしたままです。
I have lost my watch.
として、結果の意味を表せば1文で伝えることができます。
また、現在完了形の完了の意味では、
私はちょうど宿題をやり終えました。
I have just finished my homework.
と表現することができ、現在完了形の経験の意味では、
私はマイクに1回会ったことがあります。
I have seen Mike once.
と表現することができます。
過去形は過去のことしか伝えることができず、現在はどういう状態・状況に変わったのかを伝えられないので、現在完了形を使って過去と現在のつながりを伝えられるようになりましょう。
現在完了形はどういう意味を持っているのか理解できたところで、次の例文を勉強してみましょう。
例:
ますは、現在完了形の語順ですが、
主語が3人称単数の場合は、has+過去分詞
それ以外の場合は、have+過去分詞
です。
現在完了形は、have+過去分詞、又はhas+過去分詞のどちらかを使って文を組立てます。
現在完了形の意味は、過去と現在の状態・状況がつながっている、継続・結果・完了・経験を表していて、
〜し続けています。
〜したままです。
〜し終わりました。
〜したことがあります。
などと訳せば大丈夫です。
上の例文をみてもらうと過去と現在の状況がつながっていますよね。過去の状況が現在まで時間的に続いている場合は現在完了形を使ってください。
次は、現在完了進行形の説明をします。
例:
現在完了進行形は、動作の継続を表していて、今もまだその動作が進行中であるときに使われます。
「ずっと〜しています」
という意味で使われます。
語順は
主語が3人称単数の場合は
has+been+ing形
それ以外は
have+been+ing形
です。
では、現在完了形の継続と現在完了進行形の継続は何が違うのかというと、過去から今まで動作が進行中であることを強調していることです。
今までは、過去のことについては過去形を使って表していた方も、現在までつながっている過去のことは現在完了形や現在完了進行形を使って表せば英語の表現力が圧倒的に広がりますので、マスターできるように勉強を頑張ってください。
スポンサーリンク