なんとかしたいやり直しの英語学習

嫌いな英語を克服しよう〜初心者向け〜

受動態の働きについて考える

受動態の説明

受動態(受け身)とは、能動態の文の時に目的語として使われるものを主語にして、話題の中心にしたい時に使う表現方法です。

能動態の文と受動態の文は、一体何が違うのかというと、

能動態の文:「〜します。〜しました。」
受動態の文:「〜されます。〜されました。」

というように、語尾の表現が違います。

書きます、話します、作りますのような能動態の文はよく見かける普通の文ですよね。

しかし、書かれます、話されます、作られますというような受動態の文はとらえ方が少し異なってきますので、能動態の文(普通の文)と受動態の文を比べてみることにしましょう。

まずは、下記の普通の文と受動態の文をみてください。

<普通の文の場合>

マイクはこの本を書きました。
Mike wrote this book.

<受動態の文の場合>

この本はマイクによって書かれました。
This book was written by Mike.

どちらの文も言いたい意味は同じですが、普通の文はマイクが主体ですが、受動態の文は本が主体になっていますよね。マイクよりも本の方をより強調して言いたい時は受動態を使うことが適しているんです。

このように、受動態は普通の文の目的語を強調する時に使う表現方法だと覚えてください。

受動態を作る時の語順ですが、
be動詞+過去分詞
です。

現在形の受動態を作る時の語順:be動詞(am、is、are)+過去分詞
過去形の受動態を作る時の語順:be動詞(was、were)+過去分詞

現在形の受動態でも過去形の受動態でも、上記のようにbe動詞+過去分詞の組み合わせは同じです。

受動態の肯定文、否定文、疑問文

受動態は、肯定文の他には、否定文、疑問文も作ることができます。

受動態の肯定文の作り方は、be動詞(am、is、are、was、were)+過去分詞でしたよね。

肯定文
この家はマイクによって建てられました。
This house was build by Mike.

否定文を作る時は、be動詞(am、is、are、was、were)の後ろにnotを配置した、be動詞+not+過去分詞となるように文を組み立ててください。

否定文
この家はマイクによって建てられていません。
This house was not build by Mike.
This house wasn't build by Mike.

疑問文を作る時は、be動詞(Am、Is、Are、was、were)を文の先頭に持ってきて、be動詞+主語+過去分詞となるように文を組み立ててください。

疑問文
この家はマイクによって建てられましたか?
Was This house build by Mike?

受動態の作り方は、be動詞の現在形・過去形の時の肯定文、否定文、疑問文の作り方と同じなので難しくはないと思います。

受動態の例文

受動態は、肯定文、否定文、疑問文の他に、疑問詞、進行形、完了形や助動詞などを使う受動態もあります。
1つ1つ見ていきましょう。

<受動態の否定文>
語順:be動詞+not+過去分詞

あなたは事故でけがをしていません。
You were not injured in the accident.

<受動態の疑問文>
語順:be動詞+主語+過去分詞

あなたは彼女によって愛されていますか?
Are you loved by her?

<getの場合>
変化を表すときに使います。
語順:get+過去分詞

彼は逮捕された。
He get arrested.

<疑問詞を使った受動態>
語順:疑問詞+be動詞+主語+過去分詞

このビルはいつ建てられましたか?
When was this building built?

<進行形を使った受動態>
語順:be動詞+being+過去分詞

この本はあなたによって読まれているところです。
This book is being read.

<完了形を使った受動態>
語順:have/has/had+been+過去分詞

あのエレベーターは修理されたところだ。
That lift has been fixed now.

<助動詞を使った受動態>
語順:助動詞+be+過去分詞
あなたの家はここからよくみえる。
Your house can be seen very well from here.

カバンはあなたによって作られるでしょう。
The bag will be made by you.

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