中学レベルの英語力をレベルアップさせる勉強方法と教材の紹介
英語の参考書を何冊も購入して勉強してみたけど思うように理解できなかったということはありがちなことです。
そのような状況に陥っている方は、難しい箇所から勉強を始めようとしていなかったか振り返ってください。
なんといっても、基礎固めをしてから応用問題を解いていくことは勉強の基本なので、まずは、応用問題を解くのではなく基礎問題を解けれるようにしてください。中学校で勉強する英語がわかれば学力は向上して成績はアップするはずです。
難しい箇所から始めるよりも、中学英語の基礎固めをする→応用問題を解く・リスニングを鍛えるという流れで、英語に慣れていった方が結局のところ近道です。
このページの目次
1.英語力をレベルアップさせるには中学レベルの英文法を理解すること
最近では、いろいろな英語の勉強方法が巷にあふれていて、どの方法で勉強すればいいのかわからないですよね。
私が思うには、現在の自分の語学力をレベルアップさせる根本的な英語の勉強方法は、
- 中学英語の基礎を勉強して土台を作ってから、その基礎を応用して高校英語などの難しい世界に進んでいくこと
というように、昔も今も勉強方法は変わらないと思います。
なぜならば、どのような英文を作ったり訳したりするには、中学校で勉強する基礎英語の知識が必ず必要となるからです。
上記の方法で勉強すれば、基礎を徹底的にたたき込めるので、最近人気がある小手先のテクニックを使った勉強方法よりも確実に英語の上達の近道だと思います。
下に、英語の理解度が初心者レベルの方が陥りやすい勉強方法を書きましたので勉強する時に参考にしてみてください。
数年間英語の勉強しても成果が全く現れないという方は、勉強方法が間違っていないか再度確認して、最終的に効率よく勉強できる方法に切り替えた方がいいです。
高校生が使う参考書で勉強していませんか?
中学レベルの英語の仕組みが理解できていないのに、高校生レベルの英語を勉強することはナンセンスです。
高校で学習する英語が勉強したい方は、必ず中学校で学ぶ英語の仕組みが理解できてから高校で学ぶ英語の勉強を始めてください。
どうしてかと言うと、高校で学ぶ英語は中学で学んだ英語の文法が土台となっていて、難しい言葉が多く使われているからです。
まずは、中学1年生レベルの教材から地道に勉強して、頑丈な英語の基礎知識の土台を作ってください。
英語のリスニングCDだけを聴いて勉強していませんか?
英単語や英文法の勉強は全くやらずに、英語のリスニングCDだけを聞いていれば英語が話せるようになると思っている方がいますが、そのようは勉強方法は間違っています。
どうしてかと言うと、英文を作る時の単語の配置のルールを理解していないので、英語のCDを聞くだけの勉強では、それぞれの英語のフレーズを覚えるまでに膨大な時間がかかりすぎて途中で嫌になってしまうからです。
子どもの頃から英語のCDだけを使って勉強を始めていれば英語ができるようになるかも知れませんが、義務教育を修了している大人の方は、まずは、英文法を勉強して機械的に文の要素の配置のルールを覚えた方が上達は早いと思います。
英語のリスニングCDの正しい使い方は、ある程度英語のルールが理解できるようになってから聞くようにすることです。そうすれば勉強効率が格段に向上します。
その他の間違いとしては、自分の英語力のレベルをはるかに超えている英語の教材を使って勉強することは、英語嫌いを引き起こすだけなので勉強時間の節約にはなりません。
今現在勉強で使っている参考書が物足りなくなってきたら、初めて難しい教材に取り掛かり次のステップに進むようにしてください。
上記で説明してきたことに注意して英語の勉強をしてもらうと、英語力はグングン上達していくので、必ず「応用する為の基礎となる土台を作ることから始める」ことを忘れないようにしてください。
2.中学生レベルの英文法をレベルアップしたい方におすすめの参考書
中学3年間で勉強した英文法を覚えたけど同じような意味として使うことができる文法の微妙なニュアンスの違いがわからないという方は、「一億人の英文法―すべての日本人に贈る「話すため」の英文法」を一読することをおすすめします。
英語初学者の方が英文法の勉強をする時に使う本としては、「くもんの中学英文法」などを使って基本的に中学3年間の教科書に書かれている内容をひたすら覚えて理解すればかなり英語ができるようになります。
しかし、基本的なことしか書かれていない教科書ではmustとhave toの違い、不定詞と動名詞の違い、willとbe going toの違いなどはよくわからないと思いますので、一億人の英文法を読めばそのような悩みを解決してくれます。
この本はかなり分厚く1冊読み終えるまでに時間が掛かりますが、読み終えると今までとは違った見方ができ、感覚的に判断できるようになり英語の自信がつきます。
いろいろな用法などの微妙な意味の違いがわからず困っている方はこの本を読んでみると良さが納得できると思います。
3.中学レベルの英文法のルールが理解できた後の勉強方法
中学校3年間で勉強する英文法の内容が理解でき英文を作る時に単語を配置するルールが頭の中にすらすら思い浮かぶようになったら、次は、英語のリスニングCDを毎日聴いて耳を英語に慣れさせましょう。
言葉というものは、書けること、聴けること、読めることができて初めて使いこなせるようになります。
※日本人は、書くことはそこそこできるけど、聴きとることと読むことが苦手とよく言われます。
ですので、英語を紙に書いて覚える他にリスニングCDを聴いて耳を英語に慣れさせることが英語の上達に大切な要素となってきます。
下記の1~4の工程を途切れずに1年くらい続けることができれば、英語のリスニング力はかなり上達できるので、頭の中で1つ1つの単語を組み合わせて英文がスラスラ作れるようになります。
1.英語のリスニングCDを聴きます
中学校で勉強する英文法が理解でき英語に少し慣れてきた方は、英語のリスニングCDを毎日聞くようにしましょう。
ジャンルは何でも構いませんので、合計500時間くらいを目安に聞くようにします。
英語のCDを聞く目的は、耳を英語に慣れさせる為なので、毎日繰り返して聞くことが重要になってきます。
2.英語のリスニングCDを注意深く聴き、単語を覚えます
次に始めることは、主語や動詞などの英語の品詞を注意深く意識して英語のCDを聞くようにしてください。英語を耳で聞くのと同時に、紙などに単語を書いて覚える勉強も始めてください。
この作業を行うことによって、英語のCDを聞いていもいままで聞き取れなかった単語がところどころ聞き取れるようになってきます。
3.英語のリスニングCDを聴きながら音読します
その次に始めることは、英語のCDから流れている英語の後に続いて音読してください。何回でも繰り返して音読していると英語がすらすら口から出てくるようになります。
4.英語のリスニングCDを聴く・音読するを繰り返し行います
毎日、リスニングCDを聴く→音読して単語を覚える→文法を覚えるという作業を1年くらい続けられれば英語はかなり上達しています。
このように、聴く、話す、書く、読むを総合的に鍛えてもらうと、今までとは違う英語の勉強の成果が体験できるようになります。
4.英語力アップを加速させるおすすめの英語のリスニングCD
中学校で勉強する英文法の基礎知識が理解できている方は、リスニングの強化に取りかかりましょう。
私がおすすめする英語のリスニングCDは、「DUO 3.0 CD復習用」です。
※DUO 3.0 CD復習用とは、DUO3.0の本に書かれている英文の音声CDです。
DUO 3.0 CD復習用では、DUO3.0に書かれている見出し560本が約60分に収まっているので通勤や通学などの電車やバスでの移動時間に活用するととても便利です。
復習用CDの使い方は、CDを聴きながらワンテンポ遅れてシャドウイング(CDを流しながらCDと同じスピードで声を出して真似すること)していきます。
なお、DUO3.0のCDには復習用と練習用があります。
- 復習用CD:普通のスピードでの英文のみの学習ができます。
- 練習用CD:英文の和訳とゆっくりしたスピードと普通のスピードの英文での学習ができます。
練習用CDは1つの見出しの勉強が終わるまでの時間が長いので、スピーディーに見出し560本を終わらせるには、個人的には復習用の方が使いやすいです。
※ゆっくりしたスピードからリスニングを始めたいという方は練習用CDを選びましょう。
では、DUO3.0とは何かというと、1冊の本の中に560本の英文が書かれており、この560本の英文は重要な単語と重要な熟語を合わせると約2600語収録されている勉強効率がいい本です。
CDと本はセットで使うことで、より効果的に勉強を進められ、この本を使って勉強するとみるみる語録が増えていきます。
但し、使われている単語は難しめのものが多く、英文は独特のくせがあるので、中学英文法が理解できてから使うようにしてください。
中学英文法が理解できていない状態でDUO3.0を使うと、全く理解できないまま引きだしの中にしまいこんでお蔵入りとなる恐れがあるので注意してください。
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