中学校で勉強した英語の形容詞(形容詞+名詞、名詞+形容詞)の意味と使い方の基礎知識

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形容詞の働きについて考える

英語を勉強していると形容詞という品詞が出てきます。

形容詞は、名詞の特徴や状態を詳しく説明する働きがあります。

また、形容詞は、形容詞+名詞、名詞+形容詞の使い方ができますので取り扱いに気を付けてください。

英語の文を構成する形容詞という品詞の知識を身につけて英文法が理解できるようになってください。

このページの目次

1.形容詞+名詞の使い方

名詞を使って英文を作ればいろいろな人や物を表すことができます。

名詞を単体で使うよりも名詞の特徴・状態をより詳しく説明できれば表現が広がりますよね。

名詞の特徴・状態の表現を広げるにはどうしたらいいのかというと形容詞を使えば解決できます。

例えば、家を例にして説明します。

その家はどういう家なのか誰の家なのかを考えてみましょう。

まずは、名詞(house)だけで表した家は大きくもなく黄色くもなく普通の家という意味となります。

  • これは家です。
    This is a house.

次は、形容詞(big、yellow)+名詞(house)を使って英文を作ってみましょう。

  • これは大きい家です。
  • This is a big house.
  • これは黄色い家です。
    This is a yellow house.

名詞だけでは普通の家でしたが、形容詞を使えば大きい家、黄色い家などの家の特徴を表すことができます。

また、代名詞の所有格を使っても家の特徴を表すことができます。

代名詞の所有格のyourを使って英文を作ってみると、この家は誰の家なのかを表すことができます。

  • これはあなたの家です。
    This is your house.

このように、形容詞を使えば特徴、代名詞の所有格を使えば誰の持ち物なのかの特徴が詳しくわかります。

この表現方法は、形容詞+名詞所有格+名詞の形で、名詞の前に配置した形容詞や所有格が名詞の特徴を説明しています。

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2.名詞+形容詞の使い方

形容詞+名詞の使い方がわかったところで、次は、形容詞と名詞の位置を逆にして使ってみましょう。

この形のことを、名詞+形容詞の形といいます。

例として、次の3つの名詞+形容詞の英文を考えてみましょう。

  • 家は大きい
    This house is big.
  • 温かいもの
    something hot
  • 100メートルの高さのビル
    a building 100 meters high

これらの英文は、名詞の状態を説明しています。

big、yellow、hotという形容詞の他に、動詞にingを付け加えると形容詞的に使うことができます。
※動詞のingの形を現在分詞といいます。

動作を表す次のような動詞はingを付け加えることで「今~している」という状態を表す形容詞に変化します。

swim(泳ぐ)
ing形:swimming(泳いでいる)
例:a swimming boy(泳いでいる少年)
run(走る)
ing形:running(走っている)
例:a running girl(走っている少女)
eat(食べる)
ing形:eating(食べている)
例:my mother eating breakfast(朝食を食べている私の母)
drink(飲む)
ing形:drinking(飲んでいる)
例:the cat drinking water(水を飲んでいるネコ)
sleep(寝る)
ing形:sleeping(寝ている)
例:the dog sleeping over there(あそこで寝ている犬)

動詞にingを付けた状態を表す形容詞は、1語で使うなら名詞の前に配置、組み合わせて2語以上で使うなら名詞の後ろに配置する決まりがあります。

形容詞+名詞、名詞+形容詞の使い方をまとめますと、次のようになります。

  • 形容詞+名詞の形で、形容詞は前から名詞の特徴を説明している
  • 名詞+形容詞の形で、形容詞は後ろから名詞の状態を説明している
  • 動作を表す動詞はingを付けると状態を表す形容詞となる

このような形容詞の仕組みがわかれば、形容詞を活用できる幅が広がりますよね。


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