命令文の意味の勉強
中学校の1年生の英語は、命令文の授業を行います。
命令文とは、相手に命令する時のキツイ言い方の文を作る時に使います。
命令文は難しい内容ではありません。一読すれば命令文のルールがわかると思います。
このページの目次
1.命令文の要点と説明
学習する学年:中学1年生
難易度:簡単
命令文は、「~しなさい」という、きつい言い方をするときに使う用語です。
私たちが普段使っている、普通の英文には主語(I、You、he、Sheなど)があると思いますが、命令文にはそのような主語は必要ありません。
では命令文はどういう構造をしているのかというと次のようになります。
例えば、
- You open the window.
という英文があるとします。
この場合では、Youを取り除いたopen the window.の文、すなわち文の先頭のアルファベットを大文字にしたOpen the window.が命令文になります。
なお、命令文を使う時に注意することは、失礼な言い方ですので、決して目上の人には使わないようにすることです。
但し、命令文でも使い方によっては、きつい言い方、少し丁寧な言い方がありますので違いを覚えてください。
- 動詞から始まるときつい言い方になります
- 英文:Pass the pepper.
意味:コショウを取れ(渡せ)。 - be動詞から始まってもきつい言い方になります
- 英文:Be beautiful.
意味:きれいになりなさい。 - pleaseを付け加えると少し丁寧な言い方になります
- 英文:Please pass the pepper.又はPass the pepper, please.
意味:コショウを取って(渡して)ください。
下の文は命令文ではありませんが、CouldやWouldを使うとpleaseよりも丁寧な言い方になります。
- CouldやWouldを使うと丁寧な言い方になります
- 英文:Could you pass the pepper?
意味:コショウを取って(渡して)くださいませんか? - CouldやWouldにpleaseを付けるとさらに丁寧な言い方になります
- 英文:Could you pass the pepper, please?
意味:couldだけ使った文よりも丁寧な言い方。
命令文の語順
命令文の語順は、次のように英文の先頭には主語を配置せずに動詞から始まる文にして使います。
このように動詞からの文にすると命令文になって、窓を開けなさいというキツイ言い方になります。
また、「~しなさい」という使い方ができるのなら、「~しないで」という使い方もできますよね。
普通の文(肯定文)の時で動詞の前に、don'tを入れると否定する意味になりましたよね。否定の命令文を作る時も、動詞の前にDon'tを入れてもらえれば否定の文を作れます。
命令文はきつい意味を表現しますが、pleaseを付け加えると少し丁寧な命令文も作ることができます。少し丁寧な命令文の場合は、pleaseを文の最初か最後に入れて作ってください。
2.命令文のいろいろな例文
命令文を作る時は、普通の命令文を作る時は動詞を先頭に配置、否定の命令文を作る時はDon'tを先頭に配置して作ります。
下に命令文を使った例文を載せますので使い方を覚えましょう。
命令文の例文 |
---|
窓を開けなさい。 Open the window. |
宿題をしなさい。 Do your homework. |
夕食を食べるな。 Don't eat dinner. |
静かにしなさい。 Be quiet. |
静かにしてください。 Be quiet, please. Please be quiet. |
遅れるな。 Don't be late. |
このように、命令文はキツイ言い方の文になりますが、pleaseを使うと丁寧な言い方に変わることが理解できましたでしょうか。
3.命令文の理解度を試す問題
命令文の基礎知識が身についているのか次の問題を解いて確認してみましょう。1問でも間違えた方は、理解していない箇所を勉強し直してください。
問題
次の日本語と同じような意味となるように、英語で命令文を作りましょう。
日本文を読んで必要だと思う箇所にはpleaseを使って作ってください。
- ドアを開けなさい。
- あなたの自転車に乗りなさい。
- そこにバスで行かないで。
- 注意しなさい。
- 注意してください。
- 野球をするな。
- 英語の先生になりなさい。
- 幸せになってください。
- うるさくするな。
- このカメラを私に見せてください。
- ここへ来てください。
↓答えは下です。
問題の答え
- Open the door.
- Ride your bike.
- Don't go there by bus.
- Be careful.
- Please be careful.又はBe careful, please.
- Don't play baseball.
- Be a English teacher.
- Please be happy.又はBe happy, please.
- Don't be noisy.
- Please show me this camera.又はShow me this camera, please.
- Please come here.又はCome here, please.
どうでしたか。問題は全部正解できたでしょうか?
命令文を理解するポイントは、主語は使わずに動詞又はDon'tから配置して作ることです。また、命令文でも、pleaseを使うと丁寧な言い方に変わることを覚えておいてください。
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