be動詞現在形を使った肯定文の勉強
中学校の1年生の英語の授業は、be動詞の現在形の文法から始まります。
be動詞の現在形とは、am、is、areのことで、be動詞の現在形を使った肯定文を作る時は「主語+be動詞の現在形」という順番に単語を配置して英文を作ってください。
be動詞の文は難しい内容ではありません。一読すれば単語の配置のルールがわかると思います。
このページの目次
1.be動詞現在形(肯定文)の要点と説明
学習する学年:中学1年生
難易度:簡単

be動詞の現在形は、am、is、areの3つの単語があります。
be動詞の現在形を使った英文の種類は、
- 肯定文:be動詞(am、is、are)を文中にそのまま配置した普通の形の英文
- 否定文:be動詞にnotをつけて否定した形(am not、is not、are not)の英文
- 疑問文:be動詞の頭文字を大文字(Am、Is、Are)にして文の先頭に配置して相手に尋ねる形の英文
の3種類があり、現在形の肯定文は、am、is、areというbe動詞をそのままの形で文中の適切といえる位置に配置して現在のことを表す時に使います。
be動詞はどういう時に使えばいいのかというと、be動詞は動的なイメージ(走る、投げる、勉強するなどのような動作がある動きのイメージ)を持っていませんので、静的で動きが伴わないときに使うものと覚えてください。
したがって、日本語の意味で「~です」という時に使うのがコツです。
be動詞の現在形の使い方の例を述べると、
- 私の名前はマイクです。
- このくつは小さいです。
- ニンジンは冷蔵庫の中にあります。
などというように、動き(動作)がない時に使ってください。
2.be動詞と代名詞の関係について
am、is、areのそれぞれのbe動詞の現在形は、主語として配置されるどの単語と組み合わせて使えばいいのか、主語に代名詞を配置した時を例にすると次の表のような関係が成り立ちます。
be動詞(現在形) | 代名詞+be動詞 |
---|---|
amの場合 | I am 「私は~です」 |
areの場合 | You are 「あなたは~です」 |
We are 「わたしたちは~です」 | |
They are 「彼らは~です」 | |
isの場合 | He is 「彼は~です」 |
She is 「彼女は~です」 | |
This is 「これは~です」 | |
That is 「あれは~です」 | |
It is 「それは~です」 |
上記の「be動詞(現在形)と代名詞の関係の表」を見ると、amはIの時しか使わないですね。主語にIが配置されたらbe動詞の現在形では必ずamが置かれると覚えましょう。
areはYouや複数の意味を持つ主語と、isはHeやSheのような第三者の意味を持つ主語の時や、This、That、Itといった指し示す意味を持つ単語に使います。
3.主語を使って日本語で例文を作ってみましょう
それぞれのbe動詞の現在形に対応して使うことができる代名詞がわかったところで、次は、英文を作る練習をしてみましょう。
まずは、英文にする為の日本文を考えて作ってみましょう。
上記で代名詞を勉強したので、主語には次のように代名詞を使って例文を4つ考えてみます。
- わたしは
- 彼は
- あれは
- あなたは
といった代名詞を使って次の例文を作ってみました。
例文(日本文) |
---|
1.わたしは田中けんじです。 |
2.彼は英語の先生です。 |
3.あれは私の猫です。 |
4.あなたは高橋あきこです。 |
それでは、この日本文を英文に変換する練習をしていきましょう。
4.日本語の例文を英文に変換してみましょう
次は、上で作った例文(日本文)を英文にするために、英語の文章を作る時に必要となる文章の構成方法を覚えましょう。
英文を作るときは英単語を、主語+be動詞現在形の順に並べてください。
この単語の語順が、英文(肯定文)の基本的なルールとなります。
それでは、上の日本語の例文を、肯定文のルールと代名詞とbe動詞現在形の組み合わせの関係に従って英文にしてみましょう。

- わたしはの時はIとam、その後に田中けんじを付け加えます。
- 彼はの時はHeとis、その後に英語の先生を付け加えます。
- あれはの時はThatとis、その後ろに私の猫を付け加えます。
- あなたはの時はYouとare、その後ろに高橋あきこを付け加えます。
それぞれの日本文を英文にすると次のようになります。
例文(英文) |
---|
1.I am Tanaka Kenji. |
2.He is a English teacher. |
3.That is my cat. |
4.You are Takahashi Akiko. |
どうでしたか?
英語の単語の配置のルールに従えば簡単に英文が作れましたね。英文を作る時は配置のルールを必ず守るようにしましょう。
5.代名詞とbe動詞の組み合わせの短縮形について
短縮形とは2つの単語を1つにまとめる時に使うもので、代名詞+be動詞の形で作れる短縮形には次のようなものがあります。
上記の英文で使用した、
- I am
- He is
- That is
- You are
などは、アポストロフィを使うと次の表のように短くすることができます。
短縮する前の形 | 短縮した後の形 |
---|---|
I am | I'm |
He is | He's |
That is | That's |
You are | You're |
短縮形にすると、2つの単語が連結され1つの単語になりました。その他の代名詞でも短縮できますので各人で考えてみてください。
※英文を作る時は短縮形にしてもそのままの形でもどちらでも構いません。
be動詞、現在形についてもう少し詳しく知りたい方はこちらを勉強してください。
6.be動詞現在形(肯定文)の理解度を試す問題
be動詞現在形(肯定文)の基礎知識が身についているのか次の問題を解いて確認してみましょう。1問でも間違えた方は、理解していない箇所を勉強し直してください。
問題1
次のそれぞれの主語の後ろに配置するのに適したbe動詞の現在形は、am、is、areのどれなのか答えてください。
- I
- He
- We
- It
- You
- They
- That
- Mike
↓答えは下にあります。
問題1の答え
- I am
- He is
- We are
- It is
- You are
- They are
- That is
- Mike is
問題2
次の日本文の意味となるようにカッコ内の単語を正しく並べ替えて英文を作ってください。
- 彼女は英語の先生です。
(She a is teacher English.) - これは私の犬です。
(is my dog This.)
↓答えは下にあります。
問題2の答え
- She is a English teacher.
- This is my dog.
どうでしたか。問題は全部正解できたでしょうか?
be動詞の現在形は、am、is、areしかありません。それぞれの主語に対応したam、is、areのセットを忘れないでください。
be動詞の使い方は英文法の基礎です。どの主語とどのbe動詞の現在形とをセットで使うのかしっかり覚えましょう。
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