現在形のイメージと使い方
英語を勉強していると現在形という時制が出てきます。
現在形は動作や状態の日常的に繰り返している習慣を表す時間的な意味があります。
現在形の使い方は、be動詞や一般動詞を現在形の形にして英文に組み込んで使います。
英語の時間の関係を表す現在形という時制の知識を身につけて、英文法が理解できるようになってください。
このページの目次
1.現在形の正しいイメージ
時制とは、いつのことを表しているのかを適切に表現する為に使う表現方法です。
時制には、現在形、過去形、未来の表現、進行形、完了形などがあり、現在形をイメージで表すと次のようになります。
現在形とは、現在を中心とした時の日常的に繰り返される習慣(動作や状態)を表す時に使う時制のことです。
現在形の動詞を英文に配置すると、上の図のイメージのような現在形が持つ意味合いを説明することができます。
現在形の動詞とは、be動詞では、am、is、areの3つ、一般動詞では一般動詞の現在形といわれる形の動詞のことです。
動詞の形を現在形にすると現在のこと、過去形にすると過去のことというように、動詞を適切に変えることによって時制を好きなようにコントロールできます。
現在形を理解する為に、例えば、次の英文を考えてみましょう。
- 私は卓球をします。
I play table tennis.
この英文を見ると、動詞のplayが現在形なので、今その時卓球をしているという意味合いではなく、現在を中心として日常的に卓球をしているという意味合いになります。
なお、今その時卓球をしている場合は現在進行形を使います。
現在、卓球をしているという意味でも、今しているのか日常的にしているのかという捉え方の違いがでてくるので、自分が思っていることを相手に正確に伝える為にも、現在形なのか現在進行形なのかの正しい使いわけができるようにしてください。
では、次の英文はどう考えればいいでしょうか?
- 私は12時に昼食を食べます。
I have lunch at twelve o'clock.
この英文は、動詞のhaveが現在形なので、日常的な習慣として12時になると昼食を食べることを表しています。
現在形は、その言葉だけを見れば現在のことを表す時制であると捉えられてしまいますが、実はそうではなく日常的な習慣を表してることがわかりましたか?
今まで現在形を曖昧に使っていた方は、これからは現在形のイメージを正しく理解して使いましょう。
次は、動作に関した現在形と状態に関した現在形の使い方を説明していきます。
2.動作に関する現在形の使い方を例文で理解する
現在形は、動作に関する日常的な習慣を表すことができます。
日常的な習慣とは、毎日とか毎週とかを単位として習慣的に決まり切った動作や行動を行うことをいいます。
したがって、日常的に繰り返して行う動作や行動をイメージすれば理解できると思います。
それでは、動作に関する現在形の基本的な知識をより深める為に、下記の5つの例文を使って勉強していきましょう。
例文:
上記のそれぞれの英文の動詞を見ると、次の現在形の動詞が使われています。
- 行く
go - 受け取る
get(get upで起きるという意味になります) - 住む
live - する
play
これらの、go、get up、live、playの動詞を見てもらうと、「学校に行く」「8時に起きる」「教会に行く」「東京に住む」「野球をする」というような動きがある動作をイメージできますよね。
このように、現在形を使って英文を作ると習慣的な動作を表現できるようになります。
動作に関した現在形を使うと繰り返し行われる動作を表すことができますが、現在進行形を使うと今している最中や途中の動作を表すことができます。
現在形と現在進行形の使い方の違いを理解してください。
3.状態に関する現在形の使い方を例文で理解する
現在形は、動作に関する他に状態に関することも表すことができます。
状態に関することとは、今現在どのような状態になっているのかということです。
それでは、状態に関する現在形の基本的な知識をより深める為に、下記の4つの例文を使って勉強していきましょう。
例文:
上記のそれぞれの英文の動詞を見ると、次の現在形の動詞が使われています。
- です
am(be動詞) - 好き
like - 知る
know - 持つ
have
これらの動詞は、「学校に行く」「8時に起きる」「教会に行く」「東京に住む」「野球をする」というような動きがある動作をイメージできませんよね。
状態に関する現在形は、「大学生です」「ペンを持っています」というような自分の状態のこと、「犬が好きです」「あなたを知っています」というような気持ちや心理的なことの現在の状態を表しています。
なお、状態に関した動詞は原則として現在進行形として使うことができないので間違えないように理解してください。
ここまで、動作に関した現在形と状態に関した現在形を説明してきましたが、現在形は、現在を中心とした習慣に対しての動作と状態を表すことができる時制であるということを覚えておきましょう。
be動詞現在形と一般動詞現在形について知りたい方はこちらを勉強してください。
スポンサーリンク