助動詞canを使った否定文の勉強
中学校の1年生の英語の授業は、助動詞canの否定文の文法を勉強をします。
助動詞canの否定文とは、物事をできる能力を持っていない時に使う表現のことです。
助動詞canを使った否定文を作る時は「主語+can't+動詞の原形」という順番に単語を配置して英文を作ってください。
助動詞canの否定文は難しい内容ではありません。一読すれば単語の配置のルールがわかると思います。
このページの目次
1.助動詞can(否定文)の要点と説明
学習する学年:中学1年生
難易度:簡単
canの否定文は、「~することができません」という意味で使います。
もう少し細かい意味にすると、何かをする能力がない・何かをする意志が弱いことを表す時に使います。
但し、100%否定している訳ではないので、わずかですがする意志を持っている意味合いです。
例えば、次のような例文2つを考えてみましょう。
例1は歌を歌えない時、例2は本が読めない時に使ったcanの否定文です。どういう意味で使われるのか見てみましょう。
- 例1.
- 英文:I cannot sing songs well.
- 意味:私は上手に歌を歌えません。
- 説明:歌が上手な人や下手な人など様々いて、誰でも歌を上手に歌うことは難しいです。
- したがって、歌を上手に歌うことができる能力・意志を持っていないことになります。
- 歌を上手に歌うことを100%しないという場合は、I do not sing songs well.として表すので、cannotを使った英文では少しですが上手に歌う意志はあるということです。
- 例2.
- 英文:I cannot read English books.
- 意味:私は、英語の本を読めません。
- 説明:この場合も誰でも英語で書かれた本を読めれるわけではありませんので、英語を読むことができる能力を持っていないことになります。
- 英語の本を読むことを100%しないという場合は、I do not read English books.として表すので、cannotを使った英文では少しですが英語の本を読む意志はあるということです。
このように、cannotは特別な力が備わっていない、する意志が弱いというような時に使います。
助動詞canの否定文の語順
助動詞canを使った否定文を作る時は、英単語を、主語+cannot+動詞の原形の順に並べてください。
- 助動詞canの否定文の語順
- 主語+助動詞(can)+not+動詞の原形
この単語の語順が、助動詞can(否定文)の基本的なルールとなります。
つまり、助動詞canの否定文を作る時の英単語の語順は、次の英文の順番となるように配置すればOKです。
間違えないでもらいたいことは、can notではなくcannotです。2語ではなく1語ですので気をつけてください。
また、次のようにcannotはcan'tに短縮することができます。
2.助動詞canの否定文の例文を作ってみましょう
それでは、助動詞canを使っていくつかの否定文を作ってみます。
canの否定文を使った例文 |
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彼は野球をすることができません。 He can't play baseball. |
私は新聞を読むことができません。 I can't read a newspaper. |
私たちは速く走ることができません。 We can't run fast. |
彼女は自転車に乗ることができません。 She can't ride a bike. |
彼らは先生のはずはありません。 They can't be a teacher. |
上の例文を見ると、主語の後ろにcan't+動詞が配置されていると助動詞canの否定文であることがわかります。
3.can'tはbe not able toに置き換えができます
いままで説明してきました助動詞のcan'tは、be not able toに置き換えて否定文を作っても同じ意味の英文が作れます。
例えば、
- He can't play baseball.
- 彼は野球をすることができません。
という英文をbe not able toを使ってcan'tを置き換えてみると、
- He isn't able to play baseball.
になります。
では、次の英文はどうでしょうか。
- I can't read a newspaper.
- 私は新聞を読むことができません。
この英文もcan'tをbe not able toに置き換えができますので、
- I am not able to read a newspaper.
にすることができます。
なお、be not able toの否定文は客観的にみるとできない(単にできない)という意味なので、can'tのように何かをする能力がないと言う意味ではないことを覚えておいてください。
4.助動詞can(否定文)の理解度を試す問題
助動詞can(否定文)の基礎知識が身についているのか次の問題を解いて確認してみましょう。1問でも間違えた方は、理解していない箇所を勉強し直してください。
問題
次の日本文と同じような意味になるように、助動詞の否定文(cannot、又はcan't)を使って英文にしましょう。
- 私は料理ができません。
- 彼らは泳ぐことができません。
- 彼女は卓球をすることができません。
- 私は楽譜を読むことができません。
- 彼は英語を勉強することができません。
- 私たちは彼を手伝うことができません。
- あなたの母は学生のはずがない。
↓答えは下です。
問題の答え
- I can't cook.
- They can't swim.
- She can't play table tennis.
- I can't read music.
- I can't study English.
- We can't help him.
- Your mother can't be a student.
どうでしたか。問題は全部正解できたでしょうか?
助動詞canの否定文では、主語+助動詞の否定(can't)+動詞の原形の順番で単語を配置することを忘れないでください。
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