助動詞canを使った肯定文の勉強
中学校の1年生の英語の授業は、助動詞canの肯定文の文法を勉強をします。
助動詞canの肯定文とは、物事をできる能力を持っている時に使う表現のことです。
助動詞canを使った肯定文を作る時は「主語+can+動詞の原形」という順番に単語を配置して英文を作ってください。
助動詞canの肯定文は難しい内容ではありません。一読すれば単語の配置のルールがわかると思います。
このページの目次
1.助動詞can(肯定文)の要点と説明
学習する学年:中学1年生
難易度:簡単
canは助動詞に分類されます。
canの役割は、動詞の意味を補って「~する能力がある」(物事を成し遂げる力)を表すことができます。
例えば、canを使って「私は車を運転できます」という英文を考えてみましょう。
英文を作ってみると次のようになります。
- 英文:I can drive a car.
- 意味:私は、車を運転できます。
この文は、車を運転するには免許が必要になりますので誰でも運転できるわけではありません。
したがって、車を運転することができる能力を持っていることになります。
次は、「私は英語を話せます」という英文を考えてみましょう。
英文を作ってみると次のようになります。
- 英文:I can speak English.
- 意味:私は、英語を話せます。(話すことができます。)
この場合も誰でも英語を話せるわけではありませんので、英語を話すことができる能力を持っていることになります。
このように、canは特別な力が備わっているというような時に使います。そして、意味は「~することができます」になります。
助動詞canの肯定文の語順
助動詞canを使った肯定文を作る時は、英単語を、主語+can+動詞の原形の順に並べてください。
- 助動詞canの肯定文の語順
- 主語+助動詞(can)+動詞の原形
この単語の語順が、助動詞can(肯定文)の基本的なルールとなります。
つまり、助動詞canの肯定文を作る時の英単語の語順は、次の英文の順番となるように配置すればOKです。
2.canを使った英文と使わない英文の違い
ここで間違えをおかしやすいcanを使った助動詞の文とcanを使わない一般動詞の現在形の文を比べてみます。
意味の違いを理解して使いこなせれるようになってください。
canがある場合 | canがない場合 |
---|---|
私は車を運転することができます。 I can drive a car. | 私は車を運転します。 I drive a car. |
canを使う時: 車を運転する能力があることを伝えることができます。 | |
canを使わない時: 普段から日常的に車を運転していることを伝えています。 | |
canがある場合 | canがない場合 |
私は英語を話すことができます。 I can speak English. | 私は英語を話します。 I speak English. |
canを使う時: 英語を話す能力があることを伝えることができます。 | |
canを使わない時: 普段から日常的に英語を話していることを伝えています。 |
このように、canを使うと微妙に意味が違ってきますので間違えないようにしましょう。
3.助動詞canの肯定文の例文を作ってみましょう
それでは、助動詞canを使っていくつかの肯定文を作ってみます。
canを使った例文 |
---|
彼は野球をすることができます。 He can play baseball. |
私は新聞を読むことができます。 I can read a newspaper. |
私たちは速く走ることができます。 We can run fast. |
彼女は自転車に乗ることができます。 She can ride a bike. |
上の例文を見ると、主語の後ろにcan+動詞が配置されていると助動詞canの肯定文であることがわかります。
4.canはbe able toに置き換えができます
いままで説明してきました助動詞のcanは、擬似助動詞のbe able toに置き換えて肯定文を作っても同じ意味の英文が作れます。
例えば、
- He can play baseball.
- 彼は野球をすることができます。
という英文を、be able toを使ってcanを置き換えてみると、
- He is able to play baseball.
になります。
では、次の英文はどうでしょうか。
- I can read a newspaper.
- 私は新聞を読むことができます。
この英文もcanをbe able toに置き換えができますので、
- I am able to read a newspaper.
にすることができます。
但し、canとbe able toは少しニュアンスに違いがあって、canは「~する能力を持っている」という意味合いですが、be able toは客観的にみるとできる(単にできる)という意味合いです。canとbe able toは少し違うということを覚えておいてください。
助動詞について、もう少し詳しく知りたい方はこちらを勉強してください。
5.助動詞can(肯定文)の理解度を試す問題
助動詞can(肯定文)の基礎知識が身についているのか次の問題を解いて確認してみましょう。1問でも間違えた方は、理解していない箇所を勉強し直してください。
問題
次の日本文と同じような意味になるように、助動詞canを使って英文にしましょう。
- 私は料理ができます。
- 彼らは泳ぐことができます。
- 彼女は卓球をすることができます。
- 私は楽譜を読むことができます。
- 彼はギターを弾くことができます。
- 私たちは彼女を手伝うことができます。
↓答えは下です。
問題の答え
- I can cook.
- They can swim.
- She can play table tennis.
- I can read music.
- He can play the guitar.
- We can help her.
どうでしたか。問題は全部正解できたでしょうか?
助動詞canの肯定文では、主語+助動詞(can)+動詞の原形の順番で単語を配置することを忘れないでください。
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