名詞の役割と可算名詞・不可算名詞
英語を勉強していると名詞という品詞が出てきます。
英文の先頭に配置される名詞は英文のテーマのことで、すなわち主語のことです。
また、名詞は、可算名詞と不可算名詞に分かれますので取り扱いに気を付けてください。
英語の文を構成する名詞という品詞の知識を身につけて英文法が理解できるようになってください。
このページの目次
1.名詞の役割と使い方
みなさんは、名詞とは一体何をする品詞だと思いますか?
名詞は、英文を作るための基本の品詞となります。
例えば、英文の先頭にくる名詞は文のテーマとなります。
日本語で文を組み立てた時の主語となる名詞は英文を作る時はどの位置に配置しなければならないでしょうか?
英文を作る時は文の先頭の位置に配置しなければなりません。
下の2つの例文を見てださい。
- その男は背が高い。
- その友達は学生です。
ここで、2つの例文の名詞の説明をします。
1つ目の例文では、名詞は「男」という文のテーマになっています。
2つ目の例文では、名詞は「友達」という文のテーマと、「学生」という文のテーマではない名詞にわかれています。
上の日本語の例文を英語で書いてみます。
- The man is tall.
- The friend is a student.
このように、文のテーマとなる名詞は、文の先頭に置かれるようになります。
この文の先頭に置かれる名詞のことを主語と言います。
先頭の名詞=主語、です。
また、名詞を使う時は、冠詞や所有格などと一緒に使われます。
例えば、次の2つの例文を見てみます。
私は、ペンを1本持っていますを英文にすると、
- I have a pen.
となります。
私はあなたのペンを持っていますを英文にすると、
- I have your pen.
となります。
このように、名詞(pen)の前には冠詞(a)や所有格(your)などが配置されます。
では、私はペンを持っています。(I have pen.)は正しいでしょうか?
I have pen.という英文は正しくありません。
正しい英文を作れるようになる為には、冠詞 や所有格 の意味を理解して名詞を正しく使えるようになりましょう。
2.可算名詞と不可算名詞
名詞は文のテーマの他に、名詞は数えられる名詞か、数えられない名詞かを意識しなければいけません。
数えられる名詞は可算名詞、数えられない名詞は不可算名詞と呼ばれています。
可算名詞と不可算名詞を詳しく見ていきましょう。
- 可算名詞
- 数えられるもので形が具体的にわかるもの、1つ2つと数えるものが当てはまります。
例:車、鉛筆、本、CD、カバン、携帯電話、パソコンなど - 不可算名詞
- 液体や粉などのように形が具体的にわからず数えられないもの、1リットル2リットルのように量を表すものに当てはまります。
例:空気、水、氷、牛乳、砂糖、米など
液体でも、牛乳がグラスに入った状態、コーヒーがカップに入った状態、砂糖がボトルに入った状態がありますよね。
- 牛乳:a glass of milk、two glasses of milk
- コーヒー:a cup of coffee、two cups of coffee
- 砂糖:a bottle of sugar、two bottles of sugar
このように、グラス、カップ、ボトルの数を数えて1杯、2杯、1本、2本と表現できます。可算名詞です。glassとcupの使い分けは、冷たい飲み物はglass、熱い飲み物はcupを使うことが一般的です。
それでは、お金はどうでしょうか?
日本人の感覚だとお金は数えられますよね。
しかし、英語のルールだと数えられません。不可算名詞です。
お金(money)という言葉は、全体のことを示しているので数えられません。
例えば、お金には紙幣(bill)と硬貨(coin)がありますが、これらは紙幣(bills)、硬貨(coins)として数えることができます。
音楽はどうでしょうか?
音楽(music)という言葉は、英語のルールだと数えることができません。不可算名詞です。
例えば、音楽には歌(song)がありますが、これは、歌(songs)として数えることができます。
最後に、食べ物はどうでしょか?
食べ物(food)という言葉は、英語のルールだと数えることができません。不可算名詞です。
しかし、食べ物の種類であるリンゴ(apples)やバナナ(bananas)は数えることができます。
このように、可算名詞と不可算名詞を区別する為には、形が具体的にイメージできるのか形が具体的にイメージできないのか、1つ、2つと数えるのか1リットル、2リットルなどと量を表すのか、それとも全体として表すのかを考えなければいけません。
日本語の感覚と英語の感覚は違いますので気をつけてください。
また、数えられるものの場合は、単数なのか複数なのかを使い分けなければいけません。
名詞の単数形については 名詞という品詞の基礎知識 、名詞の複数形については 名詞の複数形の作り方 を見て勉強してください。
次は、人称代名詞 について勉強していきましょう。
スポンサーリンク