中学校で勉強する前置詞ofの基本的なイメージと使い方

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前置詞ofのイメージと使い方

前置詞のofは、「~の」という意味で使うものと中学生の時に学びましたが、「~の」の他に、原因・理由、特徴、材料という広い意味合いを持っています。

ofの使い方がよくわからないという方は、「~の」という意味だけを覚えるのではなく、次に紹介する基本イメージと例文を覚えてください。

前置詞はいろいろな場面で使えるので頭がこんがらがってきそうですが、ofの基本イメージが理解できているとofの使い方がわかってきます。

このページの目次

1.前置詞ofの基本となるイメージをつかむ

中学校の時に前置詞のofは、山の頂上(the top of the mountain)のように「~の」という意味で英語の先生から教えられたと思いますがみなさんは覚えていますか。

私たちが中学生だった頃は、「~の」という意味だけ覚えていれば英語のテストの解答で特に不自由はありませんでしたが、いろいろな英文に触れていくと「~の」という意味だけでは理解ができないものにぶつかってきますよね。

ofを辞書で調べてみると、「…から離れて」ということが原義になっています。
※離れるとは全体の一部分として離れるということです。

前置詞のofの意味のイメージ

したがって、ofが持つ基本イメージは、

  • 根源の意味である分離、所属の意味
  • 分離・所属の基本イメージから派生して、部分、原因・理由、材料の意味

となり、これらのofのイメージの中で主に分離、所属、部分の用法として使われる傾向が多いです。
※所属や部分とは、ある物とある物が部分的にくっついているというイメージです。

このように、ofは中学校で勉強した「~の」という意味だけではなく、もっと広い意味を持っていることが理解できたでしょうか。

前置詞の意味を覚える時は、まずはコアとなるイメージを覚えてから、その基本となるイメージを派生させて考えると覚えやすいと思います。

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2.前置詞ofの使い方を例文で考えてみましょう

ここで紹介する前置詞のofを使った例文は、「~の」という意味で中学生の時に勉強した知識が身についていれば理解することができます。

また、「~の」という意味で理解できないものは、ofの本来の「分離」、「所属」という意味から派生させて、「原因・理由」、「特徴」、「材料」という意味をイメージしてもらうと理解が深まると思います。

中学校で勉強した「~の」の意味で使うof

例1.

a cup of tea
日本語:一杯のお茶
意味:コップとお茶はくっついていることを表しています。

例2.

two glasses of apple juice
日本語:2杯のリンゴジュース
意味:グラスとリンゴジュースはくっついていることを表しています。

例3.

a friend of mine
日本語:私の友達の一人
意味:私の友達は切り離せられなく、くっついていることを表しています。

例4.

top of the bottle
日本語:びんのふた
意味:びんとふたは切り離せられなく、くっついていることを表しています。

例5.

two of these cars
日本語:これらの車のうち2台
意味:ここにある車のうちで部分的に2台というイメージです。

例6.

a family of four
日本語:4人家族
意味:家族と4人はくっついていて離れられないというイメージです。

例7.

the first of December
日本語:12月1日
意味:12月と1日はくっついていて離れられないことを表しています。

原因・理由という意味で使うof

例1.

He died of cancer.
日本語:彼はがんで亡くなりました。
意味:亡くなった原因・理由はがんであることを表しています。

特徴という意味で使うof

例1.

I am afraid of cockroach.
日本語:私はゴキブリが怖いです。
意味:ゴキブリが怖いという特徴を持っていることを表しています。

材料・素材という意味で使うof

例1.

This desk is made of wood.
日本語:この机は木でできています。
意味:机の材質は木でできているということが目で見てわかり、机=木、が切り離せられないことを表しています。
※原料・材料の姿が加工途中で変化するものはofではなくfromを使います。牛乳からチーズを作るなど。

例2.

That bag is made of cotton cloth.
日本語:あのかばんは綿でできています。
意味:かばんの素材は綿でできているということが目で見てわかり、かばん=綿、が切り離せられないことを表しています。
※原料・材料の姿が加工途中で変化するものはofではなくfromを使います。牛乳からチーズを作るなど。

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