英語の時制(現在形、過去形、未来、進行形、現在完了形)の仕組みと使い方

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英語の時制の仕組み

英語の勉強を始めた時に最低限必要となる知識は、時制のルールです。

英語の時制のルールとは、現在形、過去形、未来、進行形、現在完了形の仕組みを覚えてもらうと英文を正しく作れるようになる知識のことです。

英語の時制の知識を身につけてもらえば効率よく勉強が進んでいき英文法はできるようになります。

このページの目次

1.現在形、過去形、未来の表現、進行形、現在完了形の時制

英文を作る時は、現在のことを表したいのか、過去のことを表したいのか、未来のことを表したいのかという時制がわからないと作れませんよね。

英語の時制の基本は、現在形、過去形、未来の表現、進行形、現在完了形の5つがあります。

  • 現在形:現在のことを表す時制
  • 過去形:過去のことを表す時制
  • 未来の表現:未来のことを表す時制
  • 進行形:過去、現在、未来の進行を表す時制
  • 現在完了形:過去と現在が時間的につながっている時制

この5つの時制の中で一番難しい時制は現在完了形です。現在完了形と過去形の違いがいまいちわからなかった方もいるかも知れません。

ここでは5つの時制を簡単に説明します。とても重要なことですのでしっかり覚えましょう。

現在形

現在形の時制

現在形は、現在のことについて表す時制です。

現在形には、be動詞の現在形一般動詞の現在形があることを覚えていますか。

be動詞と一般動詞のどちらを使ったらいいのかわからないという方は、be動詞は静的な時、一般動詞は動的な時に使うものと覚えておけば大丈夫です。

be動詞を使う場合は、次の例文のように動詞の位置に、am、is、areを使って英文を作ってください。

例文

  • I am a student.
    (主語がIの時はamを使います)
  • He is tired.
    (主語がHe、She、Itの時はisを使います)
  • We are from Tokyo.
    (主語がWe、You、Theyの時はareを使います)

一般動詞を使う場合は、次の例文のように動詞の語尾に何も付かないかesかsをつけて英文を作ってください。

例文

  • I go to school.
    (主語がI、You、We、Theyの時は動詞に何も付きません)
  • He goes to school.
    (主語がHe、She、Itの時は動詞にesかsが付きます)
  • She says so.
    (主語がHe、She、Itの時は動詞にesかsが付きます)

過去形

過去形の時制

過去形は、過去のことについて表す時制です。

過去形は現在形と同じように、be動詞の過去形一般動詞の過去形があることを覚えていますか。

be動詞と一般動詞のどちらを使ったらいいのかわからないという方は、be動詞は静的な時、一般動詞は動的な時に使うものと覚えておけば大丈夫です。

be動詞を使う場合は、次の例文のように動詞の位置に、was、wereを使って英文を作ってください。

例文

  • I was a student.
    (主語がI、He、She、Itの時はwasを使います)
  • He was tired.
    (主語がI、He、She、Itの時はwasを使います)
  • We were in Tokyo.
    (主語がWe、You、Theyの時はwereを使います)

一般動詞を使う場合は、次の例文のように動詞の語尾にedがついたり又は形を変えて英文を作ってください。

例文

  • I went to school.
    (主語に関係なくgoの時は形が変わります)
  • He went to school.
    (主語に関係なくgoの時は形が変わります)
  • She said so.
    (主語に関係なくsayの時はyをiに変えてsaidになります)

未来の表現

未来の時制

未来の表現は、未来のことについて表す時制です。

未来のことを表す場合は、次の例文のように動詞の前に助動詞のwillを置いて英文を作ってください。

例文

  • I will go to school.
    (私は学校へ行くだろう。)
  • It will rain tomorrow.
    (明日雨が降るだろう。)
  • She will say so.
    (彼女はそう言うだろう。)

進行形

進行形の時制

進行形といえば現在進行形が有名ですが、その他に、過去進行形と未来進行形があります。

  • 現在進行形:動作が今現在続いている表現
  • 過去進行形:過去に何かの動作を続けていた表現
  • 未来進行形:未来に何かの動作を続けている予定の表現

進行形を使うと躍動感あふれるいきいきとした意味合いを表すことができます。

また、現在完了進行形という形もあり、現在完了形は経験・完了・継続・結果を表しますが、現在完了進行形にすると動作を表す動詞を継続の状態(進行した形)にすることもできます。

進行形の語順は、次の例文のように、be動詞+動詞の現在分詞(動詞の原形+ing)です。

なお、未来進行形はbe動詞の前に助動詞のwill、現在完了進行形ははbe動詞の前に助動詞のhaveを配置して英文を作ってください。

例文

  • I am swimming.
    (私は泳いでいます。)
  • I was swimming.
    (私は泳いでいました。)
  • I will be swimming.
    (私は泳いでいるところだろう。)
  • I have been swimming.
    (私はずっと泳ぎ続けている。)

現在完了形

現在完了形の時制

現在完了形は、現在に焦点があり、過去から今まで経験している、継続している、完了しているという意味があります。

現在完了形と間違えやすい意味として過去形があります。

現在完了形は過去から現在まで時間的につながっていますが、過去形は過去の1点に焦点が置いてあるのです。

現在完了形の語順は、次の例文のように、have(has)+動詞の過去分詞です。

現在完了形と過去形の例文を載せますので違いを比べてみてください。

例文

  • I have been to Australia.
    (私はオーストラリアに行ったことがあります。今まで経験をした)
  • I went to Australia.
    (私はオーストラリアに行った。過去の1点の出来事)
  • I have lost my walet.
    (私はサイフを失くしてしまった。今も失くしたままである)
  • I lost my walet.
    (私は財布を失くした。今は見つかったのか失くしたままかわからない。過去の1点の出来事)

違いがわかったでしょうか。現在完了形と過去形を間違えないように使ってください。


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