代名詞という品詞の意味の勉強

中学校の1年生の英語は、代名詞という品詞の授業を行います。

代名詞とは、人やものの名詞を代名詞に置き換えて表す時に使います。

代名詞は難しい内容ではありません。一読すれば代名詞のルールがわかると思います。

このページの目次

１.代名詞の要点と説明

学習する学年：中学1年生
難易度：簡単

代名詞とは、名詞、形容詞、副詞などの品詞の1つです。

代名詞は、英文を作る時に確実に名詞の代わりによく使われるものですが、どのような単語かわかりますか。

私たちが今まで普通に使ってきた、主語である、私は（I）、あなたは（You）、彼は（He）、彼女は（She）それは（It）などは代名詞と言われている英語です。

例えば、Mikeとbananaという名詞があるとします。

この名詞を代名詞に置き換えてみると、次のようになります。

• Mikeという男性を代名詞に置き換えると、heにすることができます。
• bananaという果物を代名詞に置き換えると、itにすることができます。

このように、名詞は代名詞に置き換えて使うことができます。また、これ以外の名詞でも次のように人やものの代名詞に置き換えれますので使い方を覚えてください。

人を表す時の代名詞

I：男性・女性に関係なく自分のことを表します。

you：男性・女性に関係なく相手のことを表します。

he：第三者が男性で1人の時に使います。

she：第三者が女性で1人の時に使います。

we：男性・女性に関係なく自分側が複数（2人以上）の時に使います。

they：男性・女性に関係なく第三者が複数（2人以上）の時に使います。

ものを表す時の代名詞

they：物が複数（2つ以上）の時に使います。

it：物が単数（1つ）の時に使います。

なお、同じ名詞を何回でも並べて使うと回りくどくなるので、そのような時は、名詞の代わりに代名詞を使って文をすっきりさせて使うのが英語のルールです。

代名詞の語順

代名詞は、主語になるものと目的語になるものとがあります。

主語になる代名詞はみなさんはもうわかりますよね。私は（I）、あなたは（You）という単語で、動詞の前に配置されます。

目的語になる代名詞は、「私を、私に、私が（me）」「あなたを、あなたに、あなたが（you）」というように、動詞の後ろに配置されます。

代名詞は、配置する場所によって単語の形と意味が変わってきますので間違えないようにしましょう。

２.代名詞のいろいろな使い方

代名詞は主語に使う単語と目的語に使う単語があります。また、人を表す単語とものを表す単語があります。

主語に使い人を表す時の代名詞は、I、you、he、she、we、theyの6種類、ものを表す時の代名詞は、they、itの2種類あります。

目的語に使い人を表す時の代名詞は、me、you、him、her、us、themの6種類、ものを表す時の代名詞は、them、itの2種類あります。

下にそれぞれの代名詞を使った例文を載せますので使い方を覚えましょう。

日本語と英語の意味の説明

主語になる代名詞
私は I	私は背が高いです。 I am tall.
あなたは あなたたちは you	あなたは家にいます。 You are at home.
彼は he	彼は野球をします。 He plays baseball.
彼女は she	彼女は若いです。 She is young.
私たちは we	私たちは教会に行きます。 We go to church.
彼らは それらは they	それらは消しゴムです。 They are erasers.
それは it	それは大きい建物です。 It is a big building.
目的語になる代名詞
私を me	彼は私を知っています。 He knows me.
あなたを あなたたちを you	私はあなたが好きです。 I like you.
彼を him	私は彼に本をあげました。 I gave him a book.
彼女を her	あなたは彼女にカバンを買いました。 I bought her a bag.
私たちを us	あなたは私たちを駅まで送ってくれた。 You drove us to the station.
彼らを それらを them	私は彼らを助けた。 I helped them.
それを it	私はそれを捨てました。 I threw it away.

このように、代名詞を使えば名詞を置き換えることができます。

なお、theyとthemは、人でも物でも表すことができるので間違えないようにしましょう。

代名詞についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらを勉強してください。

• 人称代名詞について

３.代名詞の理解度を試す問題

代名詞の基礎知識が身についているのか次の問題を解いて確認してみましょう。1問でも間違えた方は、理解していない箇所を勉強し直してください。

問題１

次の英文のカッコの中に適切な代名詞を入れて、日本語と同じような意味になるようにしましょう。

1. 私は学生です。
   () am a student.
2. それはあなたの本です。
   () is your book.
3. 私たちは彼と一緒に東京に住んでいます。
   We live in Tokyo with ().
4. 私はあれを知りません。
   I don't know ().
5. その少年は彼女が好きです。
   The boy likes ().

↓答えは下です。

問題１の答え

1. I
2. It
3. him
4. that
5. her

問題２

次の英文の主語の位置の名詞を代名詞に置き換えましょう。

1. Miki, Mike and I are good friends.
2. You and Miki are good friends.
3. Mike is a tall boy.
4. Your mother is beautiful.
5. These books are interesting.
6. My dog is fat.

↓答えは下です。

問題２の答え

1. We are good friends.
2. You are good friends.
3. He is a tall boy.
4. She is beautiful.
5. They are interesting.
6. It is fat.

どうでしたか。問題は全部正解できたでしょうか？

代名詞を理解するポイントは、主語に配置する代名詞なのか目的語に配置する代名詞なのかを理解することです。代名詞が使えれるようになると見栄えが良い英文が作れるようになります。